目標は設計士。現場を知るには最適の環境。
江口優希 えぐちゆうき
建築部・2024年入社・第2新卒採用
二級建築施工管理技士補・二級建築士試験合格者
知識だけで仕事をしたくない。新卒数カ月で「施工管理」を志望。
工業高校の建築科で学んでいた時から、将来の夢は設計士でした。卒業後、建設会社に入社して希望通り、設計部に配属されたのですが、そこで設計部は建設現場には行かないことを知りました。
「現場の流れや使われる技術を実際に見ないまま、良い設計ができるだろうか」と入社後すぐに悩み始めました。「まず現場を知ろう」と答えを出し、転職サポート会社に「施工管理」で志望をだすと、共栄建設を紹介されたのです。
もうすぐ入社して1年になりますが、高校時代の教材だけでは学べなかった多くの知識が身につきました。現場に出て、実物の材料を見たり、施工手順を知ったりすることで、図面を見た時に実際の工程がイメージできるようになりました。
また、施工管理にはコミュニケーション能力が必要だとわかったし、それは現場に出ないと身につきません。それまで人に何かをお願いしたことがなかったのですが、今は職人さんたちに指示も出せるようになりました。現場にいる様々な年代の人たちとの接し方を覚えたことで、職人さんたちも快く引き受けてくれるようになりました。
初めて現場に加わった物件がもうすぐ完成します。その過程に仕事の面白さを感じたし、「現場を知ってから設計をしたい」という自分の決断は間違ってなかったと思います。
若くても女性でも、自然に馴染めるチーム感がある職場です。
最初の会社は内勤で、終日誰とも話さないこともあったのですが、今の職場では一日中声が飛び交っていて、活気があります。私は職人さんの孫ぐらいの年齢ですが、若いから、女性だからという理由で排除されたことは一度もありません。わからないことは誰にでも質問するし、自分に難しい力仕事は人に頼みます。それを自然に受け入れてくれる環境があります。だから、建築を志す女性には「働きやすい職場だよ」と伝えたいです。
夏には会社からのサポートを受けて、一級建築施工管理技士の一次試験を受ける予定です。二次試験までに5年間の実務が必要なので、しっかり経験を積みたいです。将来は一級建築士の資格を取って、現場を理解する設計士になりたいと思っています。自分が設計した建物が街にできて、そこで人が暮らすってどんな気持ちだろうと想像します。その時が楽しみです。
